山梨県 北杜市。
山の麓の漢方アロマサロン ハハノウミ
お母さんが幸せであればみんな幸せになる。
ママと子どもと妊産婦さんのための
漢方アロマサロン&セラピスト養成校
オ-ナーセラピスト 林 那津 です
美味しそうなにおいをかいで空腹感が現れたり
お花のにおいでふわっと癒されたり
逆に嫌なにおいで気分が悪くなったりと
体が勝手に反応していることはありませんか?
眠気覚ましにミントガムをかんだり
料理にスパイスを使い食欲増進をはかったりと
日常的に「香り」を使っていると思います。
香りと本能について書いてみました。
五感の中で一番早く脳と直結するのは嗅覚
視覚、聴覚、触覚、味覚とありますが
嗅覚は瞬時に脳の本能を司る大脳辺縁皮質へ電気信号となって伝わります。
瞬時というのは、0.1秒!!!
ということは、においをかいだ瞬間ホルモンバランス、免疫力、記憶、食欲、性欲、睡眠欲にダイレクトに働きかけるということです。科学的にも証明されています。
すごいですね。
病院では検査して数値では現れない不調や
病院ではわからない不調に役立つとされ
病院や産院でもアロマセラピーを取り入れているところが増えてきたように思います
実際、フランスでは薬局で処方されるもののようです。ちなみに、日本では薬品ではなく雑貨扱い
薬局にはおいていません
精油の品質も様々な現状
どのメーカーが信頼できるのかとても重要です
値段に比例するともいわれています
柔軟剤や雑貨に使われている人工香料は
アロマセラピーの薬理作用の働きはありません
香りを楽しむだけのものです
精油である条件・危険性
精油とは、薬草(ハーヴ)から抽出された濃厚なエキス。添加物は一切入っておらず、天然100%であることが条件となります。
におい分子が数百種類集まってその植物の香りが存在します。その数百種類の成分のうち
何の成分がどれだけの割合で存在するのか
その成分は人に対してどのような作用があるのか
研究も進み徐々にわかってきています
また、危険性や注意も成分からわかります。
アレルギーや持病を持っている方
赤ちゃん、こども、妊婦さんは特に使い方に注意が必要です
お身体の状態によって精油の濃度を低くしたり
使わないほうがいい精油があります
容量用法を守る事は、病院で処方されるお薬と似ていますね。
お薬のもととなる成分が薬草(ハーブ)には含まれています
薬草の歴史はとてもとても古く
粉になると漢方薬
液体になると精油になるというわけです
一部の成分のみ取り出し白い錠剤などにしたものがお薬です
精油は自然そのものなので副作用もほぼないです
自然のものなので絶対安全というわけではなく
その性質を理解したうえで扱わなければなりません
好みの精油によって心身の状態や体質がよくわかる
香りは本能なので、
その時のあなたの状態が香りの好みに現れます
香りの力で本来持っている自然治癒力が発揮され
気分をリフレッシュさせてくれるものなのです
例えば、オレンジスイート油に90%以上含まれる
「リモネン」というにおい分子には以下のような働きがあります
血圧降下作用
肝強壮、腎強壮
ドーパミン分泌
神経強壮作用
育毛作用
(胃痛、下痢)
神経が張り詰めて眠れない夜
リラックスしたい時に適しています
オレンジスイート油は
妊娠初期から使える精油で
妊娠中、心配にかられるときや
気の滞りによる不機嫌さやイライラも一掃します
もっと気楽に取り組むよう順応性を増し
出来事をスムーズにして励ましてくれる香りです
太陽の光をサンサンに浴びて陽の気たっぷに育つ
オレンジのパワーそのものですね♪
東洋医学の五行説による分類
漢方アロマセラピーでは
気を補い(補気)体を潤す(補陰)働きがある
オレンジスイートは木に属し
臓腑は肝に属す
味覚はすっぱいものを欲するのが特徴です。
性格は、急に怒りっぽくなりイライラする
といった特徴があります
これ!っとピンとくる香りから読み取れる不調や体質
逆に、性格や症状から今、好きそうな香りもわかります
本能が、よくわからないというときに
女性にとって妊娠や出産、子育てと
まさに女性の本能がより研ぎ澄まされる時期
命を宿し
命がけで子を産み育てる
しかし、わたしは本能が鈍りまくってました。。。
本心では本当はこうしたいのに
いろいろ考えてしまい優柔不断に陥る
自分が妊娠期から知らな過ぎて何も思えない
思ったとしても自信がないから気持ちを大切にできない
妊娠・出産・子育ては体験がものをいい
ある程度の知識
気力、体力も必要だと感じました
今までの生活には関わる事のなかった妊娠と出産
自分が赤ちゃんの時の記憶があれば
こんなに戸惑ったりしないのだろうけど
そんな人はいませんよね
神様~
なぜ一番子育てが大変な赤ちゃんの時の記憶を持たせなかったの。。。?
子を産み親となる成長の時
産みの苦しみということわざがあるくらいですからね
自分自身で乗り越え、成長するものが確実にあるように思います
本能や考え方は、生きていくうえでとても大切ですし
好き嫌い
こうしたい
ああしたい
自分を満たしていく
いろいろな事が起こる中で考え方や気づき
要は、自分の中で考えをどう落とし込んでいくのか
腑に落ちていくのか
自分次第です
自分の感性や体験によって落とし込んでいく
その本能を蘇らせてくれる「匂い」
「鼻を利かせる」ということわざもありますね
直観的に把握するさま、ピンとくる、勘が働く、悟り、直観が働く、という意味があります
妊婦さんはつわりの時にかいでみる
つわり中、人によっては香りは受け付けないかもしれませんが
たくさんある精油の中で心地よいと感じる香りをみつけたら
アロマミストや練香を作っておくといつでも心地よい気分になれます
嗅覚は本能を刺激し
体調から心理的にも気づかせてくれるもの
私がつわり中に好きだった香りは「ベンゾイン」でした
本によっては妊娠初期は注意が必要と記載されていますが
別名「安息香」とも言うのですが、本当に安心する香りでした
意外にもグレープフルーツ油ではなく
甘っとろくバニラのような香りの「ベンゾイン」がわたしのNO.1でした
ベンゾインは、五行説でいうと土
臓腑だと脾に属します
気を補い、痰を取り除く性質があります
木の樹脂です
薬理作用は、抗菌、抗ウイルスのほかに
呼吸を楽にし、精神安定をも促します
脾の不調からくる
考えすぎや心配性に良い
古代から宗教的な儀式で使われ悪霊を追い払うとされ
東洋では、仏教・ヒンドゥー教で大切にされてきた香り
瞑想や黙想にもピッタリ!
精神性も高いこの香り
だんだんと本能が研ぎ澄まされていったように感じます
当時の私の心身の状態がこのベンゾインから読み取れますね
脾の不調。脾は胃と繋がっています。つわりで気持ち悪く、気力も奪われふらふら。精神的にもキツイ。そんな時に、濃厚で甘く、なぐさめとなるベンゾイン(安息香)を欲したのだと思います。毎日泣きそうでしたもん。
だいぶなぐさめられました♡
そんな体験から、妊婦さんには妊娠中から使える精油に気を付けて、お客様の気血水のバランスを整えるよう、不調に関するつぼ、経絡、精油による代替療法によって心身ともに癒されるよう施します
食事や生活習慣のアドバイスもさせていただき、不調がもう二度と現れないように体質改善していきましょう!
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