■はじめに
今の暮らしの中にただ生かされていると、見えなくなってしまっていることがあまりにも多かった。それを教えてくれたのが「お産」でした。
妊娠中は、不安に押しつぶされてもどかしい日々に悲しくなることもしばしば。けど、それもはじめだけ。
一度でも経験していると心強くなるもの。
そして知っていると知らないでは、
気持ちの余裕が違います。
これからお伝えすることは、
あなたの心にスペースを与え
「納得のいく幸せなお産」
ができるように
役立ててもらえればと思います。
■初産は難産。思い出すだけで、、、涙
妊娠してから変化するからだに、
心が追いつかなかった日常生活。
先の見えない知らない世界に不安で、、
情報にも振り回され、
本質もわからないままに漠然と
どうにかなるさ。
と妊娠生活を過ごしていました。
一人目のお産は、難産。
微弱陣痛のため予定日から12日過ぎて入院。
陣痛促進剤を投与し、
2回の吸引を経て、
やっと産み出せたのです。
陣痛の合間何度も意識を失っては、
陣痛の激しい痛みで目覚め
悲鳴に近い声でいきみ、
さいごは院内にいるスタッフがたくさん集まり
体をおさえ
みぞおちを思い切り押されて
やっと赤ちゃんを産み出したのでした。
本来女性に備わっている自然に産む力=本能。
それが
私には備わってなかったのでしょうか。。。
こんなに大変だと思わなかった。
産後、
鏡を見たらなんと
顔じゅうの毛細血管が切れていたことに
驚きました。
もう出産は嫌だ。
自分で産みたくない、怖い。
でも子どもはほしい。
複雑な気持ちだったことを
鮮明に覚えています。
同じ産院で産んだ友人は、
陣痛も思ったより痛くなく、
数時間でつるんと
産まれたというではありませんか。
産んだ直後ももりもりご飯を食べていたと。
人によってこの違いは何?
それから、
私は2人目のお産へ向けて
絶対安産で産むんだと心に決め
安産へ向けての暮らしが始まりました。
たくさんたくさん調べて
学んで実践して
お産へ挑む!
そんな心持ちで新たな生活が始まったのです。
■安産力を高めるとは。命の紡ぎ
難産になるリスクを
なるべく取り除いていく作業になります。
誰でも、
陣痛はなるべく短く
つるんと、
元気な赤ちゃんを産みたい
のではないでしょうか。
そのためには
日常の暮らし方や
心の在り方を
お産へ向けて
整えていくことによって
安産力を高めていく。
それと同時に人生観も高まり
幸せな暮らしができるようになる。
今後の子育てにもいい影響を及ぼしていくことと思います。
■難産の原因になりうるもの
おもな原因は大きく分けて2つ。
心の状態と
体の状態です。
恐怖心
体を過保護にしている
体力不足
ストレス
食事
骨盤の形
胎盤の状態
など先天性のものがあります。
先天性のもの以外
心の状態に関しては
明らかに変えていくことができます。
■まずは自分を知ることから
・わたしは、本当はどうしたいの?
・わたしの好きなものは何?
・本当はこうしたい
・これが好き
心から望んでいることを知ることで自分を大切にできる。素直になれる。
ひとりで生きてきたわけでもないし
一人で生きていくわけでもない
家族や周りの人の事をまず考えてしまうあなたは
とてもやさしい人。
でもそのやさしさが
後々ゆがみをうみだしてしまう原因
になります。
出産は命がけであり、産むのはあなた自身。
何を選んでもリスクはつきものであり
未来は誰にもわからない。
後悔のない選択をするために
まず自分の気持ちと向き合うこと
が大切です。
身近な人との関係性をよりよくするためにも
まずは自分のことをしっかりと大切にしていきましょう。
それが幸せな安産への第一歩だと信じています。
安心した気持ちでお産を迎えることができたら
とても喜ばしいことだとおもいませんか。
わたしは当時、
自分で確信が持てないとき、
人に判断をゆだねる癖がありました。
そして、親や主人の顔色を伺い
人の評価を気にしながら
生きてきたことに気づきました。
失敗を恐れ絶対的な正解も求めていた。
これは、
昭和、平成の義務教育での後遺症ではないかと
ふと思ったり。
あとは、
お産に関してはわからないことだらけで
単純に、知識不足
体験不足から
自信がなかった
のだと思います。
■お産の知識ゼロ、体験もゼロからスタート!
わたしは核家族の末っ子として育ち
赤ちゃんのいる日常生活を全く知らなかった。
人類の始まりと同時に
当たり前のように命を紡いできた人間たち。
ここ数十年の生活の変化により
お産が日常からとても遠のいてしまったように感じます。
お産を日常の一つとしてとらえるというのは
今の時代到底無理がある。
私のように、
赤ちゃんとの関わりのない人生だった女性が
「母になる」
って事に、
知らず知らずにプレッシャーを感じ
すごく勇気のいる決断!
だったりもします。
でもそんなわたしの背中を押したのは
自分が育ってきたような
温かい家庭を持ちたい
という夢があったから。
幼少期の頃から、
自尊心を大切にしてもらってきた実感や
居心地の良さ
愛されてたなあ
と思える瞬間の積み重ねの賜物
なのではないかとおもいました。
要は、
親の子育てが
前向きな決断をする
とてもいい影響を与えたのだと思う。
そして、
次はわたしが親になり子育てをする番。
私にもできるのかな。。。
■愛の連鎖
わが子につないでいく命のバトンは
愛にあふれ
心から健やかに育っていってほしいという願い。
一人一人の心が穏やかであれば、
犯罪に手を染めることもないでしょう。
失敗をしても、
必ず立ち上がり戻ってくる!!
と信じることができる。
愛情いっぱいの子育ては、
親自身が笑顔あふれる暮らしをしていく。
そのためには、
まずはあなた自身が
自らを知り
心を満たしていくことで
紡がれていく愛がある
ことと思います。
つづく
コメント